26日、ウェブマガジン「ギガジン」に「アニメ制作者がネットラジオでニ○○○動画を痛烈に批判」という記事が載っていました。
アニメ業界関係者は、自分たちが作ったアニメがyoutubeやニコニコ動画に無断でコピー、アップされることで著作権が侵害され、アニメの売り上げに影響していることに激しい憤りを感じている、という話です。
「youtubeなどの技術的なシステム自体は認める」し、また「アニメのクオリティーや本数が多すぎるという問題」も認める一方、「コピーされてバラ撒かれたら、(中略)フリーのクリエイターなんかは飯を食えなくなっちゃう」「(消費者が)買ったものに対して、個人で持つ権利を渡したけれども、それを不特定多数の人間に見せる権利はこれっぽっちも渡してない」「つるし上げて誰か捕まえないといけない」と主張しています。
さらに、ニ○○○動画(ラジオでは聞こえないようにしてある)に対して、「違法アップをできる場所を提供している会社の過失責任を問うべきだと思う」「違法アップされることに対応できないのであれば、そういうシステムはやめた方がいい」と、動画投稿サイトを批判しています。
ちょうど同じ日、「ITメディアニュース」にニコニコ動画の運営企業・ニワンゴ取締役である西村博之(ひろゆき)氏のインタビューが紹介されている。
10月にリニューアルした新版「RC2」を期したものですが、ひろゆき氏は「ニコニコ動画は職人さんとユーザーさんが集まる土台」とした上で、「動画それ自体を見るならGyaoに行けばいい(中略)ニコニコは、誰かが作ったものを与えられて楽しむんじゃなくて、自分たちがものづくりして楽しめる場にしたい」「埋もれた才能」に光を当てたいと言っています。
著作権者の権利をどう守るかは大きな課題としながらも、どの動画が権利侵害動画七日の判断の問題も含めて、「みんなが納得できる一つの落とし所というのは、ないのかもしれない」と語っています。
アニメのクリエイターにとって、MP3の影響でCD売り上げが落ちた音楽業界の二の舞になることへの危機感は切実なものがあるだろう。彼らの主な収入源はDVDの売り上げだという。そのDVDの中身が違法にコピーされ不特定多数にばら撒かれることへの反発は当然といえば当然。現実に当該行為は著作権法によって禁止されているわけで、アニメに限らず、良質なコンテンツが正当な対価を得て生産され続けることを望むならば、ユーザーは違法な行為は慎まなければならないと思う。バラエティに富んだ良質の作品の提示を阻んでいる可能性があり、自分で自分の首を絞めているかもしれない。
ただ、広告宣伝効果をニコニコ動画が果たしているという意見がある。高額のDVDをいきなり買う前に、投稿動画で面白そうなものを買う人は多いのではないかと思う。世界最大のSNS、MySpaceは音楽マニアがコアユーザーであったが、徐々にアーティストが新作をいち早く公開するなどプロモーションの場として利用するようになり、ユーザーが拡大していった経緯がある。
ギブアンドテイクの関係が早く成り立てばいいが、ひろゆき氏が埋もれた才能に光を当てたいというニコニコ動画が、フリークリエイターの才能をつぶしているという批判を浴びるのはなんとも皮肉な構図だ。
そもそも、デジタル時代にはデジタル時代の著作権のあり方を考える必要があるのでは、という以下の考え方はとても興味深い。
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「日本の著作権法も、著作権の国際法・ベルヌ条約も、著作物創作の時点で著作権が発生し、登録などを不要とする「無方式主義」を採っている。だがデジタル時代に無方式主義はコスト高だと情報セキュリティ大学 林紘一郎副学長は指摘する。「無方式主義は、著作物を(書籍やレコードなど)有体物に固定できる時代に提案されたアナログ時代のもの。賞味期限が過ぎている」 ITが発達した今、無劣化のコピーが低コストで大量に複製でき、簡単に拡散してしまう。このため「本物の原本」を証明することは困難。著作者にとっては、他人に著作権侵害されるリスクが高まり、侵害者を探すコストもかかる。著作物を利用する人にとっては、知らずに著作権侵害コンテンツを利用してしまうというリスクを負うことになる。 これらのコスト・リスクを回避するために1999年から林さんが提唱しているのが、著作者自らが、コンテンツの権利期間を指定・表記し、著作権を登録するという制度。クリエイティブ・コモンズ(CC)に似た形だ。」(ITメディア 「著作権保護期間の延長、経済学的には『損』 『毒入りのケーキ』が再創造を阻む」より) |
また著作権を守ることが、クリエイターの収入を確保するという前提から疑い、
| 「最後にお金を取るのは社会的に強い人で、著作権が法的に誰にあるかは、実は大して重要ではない。通常は、情報の伝送路を持っている人が強いが、それは伝送路にコストがかかっていた時代の発想だ。著作権が無意味化することで、かえってクリエイターが本来の報酬を得るという社会が、部分的にでも来る可能性があるのでは」(成蹊大学の安念教授)という意見もある。 |
今はまさに過渡期だということだ。ブロードバンドが普及し、web2.0時代が急速に“進化”しているものの、確固としたシステムや考え方はまだ確立されていない。いままでのシステムの中で成功していたものが、次の時代に成功する保証は何もない。旧システムの成功者は、当然自身のステータスを揺るがす変化を嫌うだろうが、圧倒的多数の消費者が便利だと判断する方へ、流れは急速に、加速度をまして動いてく。流れをせき止めようとあがいたとて止められるものでなく、新しい居場所を見出すしかないのだろう。

先月28日にブラジルで誕生した58歳差夫婦(夫24歳、妻82歳)が早くも死別しました…。
合掌。
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『58歳差夫婦、新婚3週間余で死別』 亡き友人の息子と58歳の年齢差を乗り越えて結婚し、話題となっていたアルゼンチン北部サンタフェ市在住のアデルファ・ボルペさん(82)が22日未明、脳内出血のため同市内の病院で亡くなった。新婚生活はわずか3週間強だった。 アデルファさんは9月28日、長い同居生活を経て24歳の青年レイナルド・ワベッチェさんと恋愛結婚。今月初めにはブラジルのリオデジャネイロなどに新婚旅行に出掛けるなど元気だったが、現地報道によると10日に胸の痛みを訴えて入院。その後容体が急変したという。(時事) |
痴漢で都の迷惑防止条例違反に問われていた植草元教授に判決がでました。懲役4月の実刑。執行猶予なしです。やはり“前科”があると厳しいですね。はなから裁判官の印象が悪いですから。
裁判官の言ってることにちょっと違和感を感じたところがあります。「真摯(しんし)に反省しようとする姿勢がまったく認められず、強い非難を免れない」というところ。やりましたと犯行を認めた上で反省せず悪態をつくような被告人にならその態度を非難するのはわかるが、そもそも無罪を主張する被告人に対し、反省していないのはけしからんというのはナンセンスな気がするのですが。
被害者の証言以外に物的決定的証拠がない痴漢犯罪では、もしかしたら被害者の勘違いなどで本当は無実かもしれない。そして、被告人が無実と主張するならば、反省することのほうがおかしい。やっていないと確信している人が反省などするはずがない。なのに反省の姿勢がないと非難されるのは、被告人としては理不尽だろう。
まあ、これは「無実かもしれない」という前提があればこそで、原則的には裁判官がそう思ったならば「疑わしきは被告人の利益に」で無罪になるわけです。有罪を言い渡したということは、100%罪を犯したと思っている。だから罪をおかしたのに反省していない、これは非難されるべきだ、という風になるのでしょう。
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東京都内の電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元早稲田大学大学院教授、植草一秀被告(46)の判決公判が16日、東京地裁で開かれた。神坂尚裁判長は「女性の人格を無視するのも甚だしい身勝手極まりない犯行」として、懲役4月の実刑(求刑懲役6月)を言い渡した。植草被告は無罪を主張していた。植草被告は控訴する方針。 神坂裁判長は、痴漢の被害を受けた女子高生や目撃者の証言の信用性を認めた。 植草被告の供述については「『酒に酔っていて記憶がない』と述べる部分が多々ある一方、『痴漢をしていないことは間違いない』などと、自分に都合のいい点は明確に覚えている」と指摘し、信用性を否定。「植草被告が犯人である認定は揺るがない」と結論付けた。 その上で、「不合理な弁明を弄しており、真摯(しんし)に反省しようとする姿勢がまったく認められず、強い非難を免れない」と述べ、「社会内での更生は難しい」と判断して実刑を選択した。 判決によると、植草被告は昨年9月13日夜、京急品川−蒲田駅間を走行中の下り電車内で、女子高生の尻を触った。 植草被告は平成17年3月、品川駅のエスカレーターで手鏡を使って女子高生のスカートの中をのぞき見たとして、都迷惑防止条例違反の罪で罰金50万円、手鏡没収の有罪判決が言い渡されるなど、過去に2件の痴漢事件で有罪が確定している。 産経ニュース10月16日 |
Author:footballer1983
1983年東京出身。男。
かに座のB型。誕生日はヘレン・ケラーと同じ。
最近は趣味のサッカーから離れ気味でメタボ気味。