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趣味の写真やサッカー、日々のニュースについて思ったことを綴っていこうと思います。来年早々からマスコミ関連で働く予定。奴隷のように働くみたいだけど、そこでの裏話もあれば書こうかと。そんな暇ない!?

面接(上) 〜新聞社の就活記録(7)〜 

 新聞社は基本的に、面接官が最低2人からの個人面接が主流だと思います。回を追うごとに面接官の人数は増え、年齢が上がります。面接の回数は少なくとも3回以上あります(全国紙)。2、3回目から社によってはディスカッションを取り入れたり、模擬取材を行わせたり、1泊2日で支局体験させるところがあります。

 それぞれ受けるところはどうなっているか調べ、準備をすることが大切だと思います。準備といってもこのような形式の試験になると一朝一夕にはいきませんし、第一そこまで進むのに結構大変だったりするので、まず筆記試験や一次面接を通ることに全力を向けるべきだと思いますが…。

 最初の面接はデスク、次は部長レベル、最後は役員レベルといったところでしょうか。とにかく緊張します。にこやかでリラックスさせようと努めてくれる人だといいのですが…。年齢があがるにつれてしかめっ面が多くなるような気がしないでもないです(個人的な感想です)。

 控え室の雰囲気が一層緊張させます。自分の人生の比較的大きな部分を左右する審判をライバルに囲まれ静かに待つ。ある人は新聞に細かく目を通し、ある人はせわしなくペットボトルを口に運びます。毎日新聞の一次面接の控え室で私の正面に座った男性は、メモを何回もかばんの中から取り出しては、口ずさんでいました。面接の答えを反芻していたのでしょう。体格のいいスポーツマンタイプの人だったのですが、一番ドキドキしているようでした。

 別の面接の控え室では、日に焼けた少し軟派な雰囲気の男性が脚を組んで待っていました。悪態とまではいかないものの、まるで喫茶店か家にでもいるような様子。にもかかわらず係りの女性が彼の名前を読み上げるやいなや、挨拶だけなら合格というような立派な返事で颯爽と面接室に入っていきました。面接官への挨拶や退室する際も文句ない返事と背筋のピンっと伸びた見事なお辞儀を披露していました。残念ながら以上の御2人とはそれから会うことができませんでした。蹴ったのかもしれませんが。

 私は控え室ではいつも周囲の人たちを観察してました。余裕があるわけでは全くないですが、さりとて今さら頭を巡らしても結果に大きな違いがでるとは思わないからです。本番では用意した答えとまったく違うこと、普段思っていることと真逆のことを話してしまうことはよくあることだと思います。むしろ、暗記したことをスラスラ話しても「話を聞くことのプロ」である記者が面接官なのですから、見破られるのがオチです。

 志望動機などの重要な質問に対する答えだけ自分の主張のコアを掴んでおいて、それをその場の言葉で表現するという風にすべきだと思います。あとは何を聞かれるか分からないですし、質問を過剰に予想し不安がるのではなく、日ごろからニュースに接し、受験先の会社や業界について研究し、自己分析を進めることが面接にパスする近道だと思います。

 面接室内だけでなく控え室から失礼のないようにし、最低でも相手に不快感を与えないようにすることはいわずもがなです。控え室まで見ない、と採用側は言うかもしれませんが、ホントのとこはどうだか分からない、くらいの用心をもって臨むべきだと思います。

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筆記試験(下) 〜新聞社の就活記録(6)〜 

 筆記試験で重要なものはなんといっても「作文(または小論文)」(以下「作文」)です。時事問題の成績が悪くても、作文の成績がよくてパスするという人はよくいると思います。私の大学の友人はNHKの記者になりましたが、その友人の同期にも時事問題の成績がかなり悪かったが小論文と面接で合格を勝ち取った人が複数いたと言ってました。

 その場でお題が出され、短い制限時間のうちに内容のしっかりした文章を書き上げることが求められる「作文」は、受験者の本当の実力があぶりだされる試験といっていいと思います(抜け道はいろいろありますが)。そういう意味で「作文」が重視されるというのは、当然といえば当然です。

 お題が発表される瞬間は、ドキドキします。開始と同時にお題が印刷された大きな横長の紙が前の黒板に広げられます。期待と不安の入り混じった祈るような目が一点に注がれ、受験者ははやる心を抑えるのに必死です。正直に食い入るような視線をむける人、平静を装うも落ち着きなくペンを回す人など、様子は人それぞれですが、大概の受験者の心情は不安でいっぱいです。
 
 出された題に全く反応できなかったり、時間がなくなってきたりしたときの狼狽ぶりは悲しいものがあります。頭をフル回転させようと思えば思うほど、聞こえてくるのは空回りする寂しい音ばかり。周囲から聞こえてくるカタカタという鉛筆の音がますます焦りをかきたてます。

 こういう事態を招かないためには、やはり、普段から文章を書く練習をしておくことが必要です。受験する会社のHPから過去問を調べれば、出題の傾向が分かります。社によって作文形式か、小論文形式かも違います。作文と小論文は違いますから、当然書く内容も変わってきます。

 作文は、具体例から結論を導くというような論理性はあまり求められません。文章のうまさとともに、自分の経験から気づいたこと、思ったこと、考えたことを述べ、自分がどんな人間なのかを表現するものです。新聞社なので、時事問題を絡ませるとよりよいと思います。

 おもしろい文章の第一条件は、実体験に基づいていることです。これは、入社試験のための文章に限ったことではないと思います。今まで生きてきた中で経験したことをネタにするのです。ですから、自己分析を通して経験の洗い出しをする、これがいい作文を書く第一歩です。

 例えば、これは実際の試験で私が使ったネタですが、私が高校の時、一風変わった生物の先生がいました。この先生は、高校教師のかたわら植物の紅葉について独自の研究を続けている方で、その道では有名でした。授業はほとんど教科書を使わず、米科学雑誌「ネイチャー」の切り抜きを配り、最新科学事情を紹介してくれました。現役の研究者であるがゆえに英語の重要性を主張し、生物のテストに英語の文章問題が出されました。1年生の初めてのテストでその問題を見た時の驚きは未だに覚えています。

 このような体験に現在の教育事情を絡ませ批評する、といった要領でいくつか(なるべく多く)文章をあらかじめ用意しておくと、本番で冷や汗をかくことはないでしょう。ひとつの文章で複数の題に対応可能なので、お題の数だけ用意するわけではありません。まとめ方次第で上記の材料で「教育」「大人」「教養」…などのお題で書くことができます。

細かい作文の書き方はその手の本をたしなめばわかるので、ここでは書きませんが、実際私が「作文」について見聞きしたパスするために役立つポイントを紹介します。

 「作文」を読んで採点するのはおじさんです。もう少し詳しく言うと“疲れた”おじさんです。1人20〜30枚かそれ以上のノルマを課されたおじさんに、最近の若者向けの映画や本、話題を振っても何も返ってきません。おじさんが知っている、うんうんと頷いてくれるもので書くほうが有利です。

 人生の中でかなり大事なイベントである就職がかかっているのだから、理解しようと努力してくれるなんて期待しないほうがいいです。なにせ疲れてますから。ただでさえ忙しいところを人事部に言われて仕方なく、いやいややっていますから。ただ、最近の映画でも「Always 三丁目の夕日」みたいなのはおじさんにウケがいいみたいです。観ていればですけど。

 書き出しが重要です。先に言いましたが、採点者は疲れています。さっさと終わらせたいと思っています。だから、半分もよんで惹きつけられないような文章は、最後までまじめに読んでもらえません。初めの部分で、予想を裏切るようなことを書いたり、インパクトのある言葉を持ってきたりして「うん?なんだ?面白そうだぞ」と思ってもらうことはだいぶ結果に影響するでしょう。先制パンチで眠たい頭をたたき起すのです。

 さらに泣ける話だともっといいです。小論文は論理的に主張を展開できているかが重要ですが、作文は採点者の琴線にふれる文章であることが求められます。採点者の心に響く、感動させる文章。これを突き詰め採点者の涙を誘うことができれば、合格です。採点者が泣いてしまうような作文を落とすとは考えにくいです。どんなネタがいいのかを考えるとき、答えは自分の父親が握っているといっても過言ではないかもしれません。なにせ採点者も家に帰れば1人の父親なのですから。

100人に2〜3人、感心するような文章が出てくるそうです。そういう人は例外的存在です。合格するには、例外的な才能が必要というわけではないでしょうし、天才で採用枠がすべて埋まることもないでしょう。結局は、マニュアルの匂いはするけれども、ポイントを押さえているものを選ばざるをえないというような意見も聞きました。最後はたくさん練習した人がチャンスを掴む、こういうことだと思います。

筆記試験(上) 〜新聞社の就活記録(5)〜 

 エントリーシートを送ると次は筆記試験です。

 共同通信社は筆記試験の前に面接があります。面接官2人の個人面接です。時間は10〜15分の一般的なもので、それをパスしないと筆記試験さえ受けられません。なぜ筆記の前に面接をするのか聞いたことがありますが、人事担当の方ではなかったので、「なんで先にやるのかなぁ〜」と首を傾げ、むしろやめた方がいいと言っていました。

 筆記試験は時事・英語問題と作文(または小論文)にわかれます。問題数、時間、作文か小論文かは当然社によって違います。採用ページに過去問が載っているので、必ずチェックし、レベルと傾向をつかむといいと思います。

 受験者が多いためか、試験会場は大学や予備校の教室です。都内の場合、朝日新聞は代ゼミの代々木本校ですし、毎日新聞は青山学院でした。

 だいたい8月末から9月の初めにかけて行われる(秋採用)ので、残暑が厳しいです。朝日は受験票に「私服可」と書いてありましたが、私は一応スーツで行きました。「私服可」とはいってもそこはやっぱりスーツなんじゃないの、とうがった見方をしましたが、マイノリティーは私でした。

 会場は圧倒的に私服の人が多かったです。毎日新聞は服装については何も書いてありませんでしたが、私服の人が多かったです。「筆記は私服でよい」というのは常識みたいですね。勉強不足でした。

 大事な試験を着慣れない格好で受けるよりは、私服可能ならば当然私服のほうがいいと思います。まだまだ暑いですからね。特に神経質な人は。

 さて、試験の中身についてです。時事問題は毎日新聞をよく読み、問題集または新聞ダイジェスト社からでている『新聞ダイジェスト』を勉強すれば問題ありません。漢字はその手の問題集をやる。英語は大学受験レベルを超えることはないと思うので、日ごろジャパンタイムズなどに目を通しておけば大丈夫でしょう。

 毎日新聞は今秋から「ニュース時事能力検定」なるものを主催し、その結果を採用試験で加味するようになりました。時事通信も「日本語検定」を協賛しています。資格なんて免許しか持っていない私のような手前などは、藁をもつかむ思いで受けるわけです。

 受験代が2級で4,900円也。ただやみくもに勉強しても非効率なので、公式テキストを買うわけです。応用編が1,575円也。もちろん毎日新聞社出版。このテキストをやれば、2級は必ず受かるようになってます。1級はわかりませんが。

 本音はこんな張り合いのない、自己満足を満たすことさえ覚束ない検定、別に受けたくありませんでした。そもそもニュース・時事問題なんて日々変化していくしろものです。歴史としての地位を獲得しているわけでもないし、漢字のように知識として確立したものでもありません。時事情報をキャッチし勉強することは必要ですけど、検定としてある能力を保証することにどんな意義があるのでしょう。

 試験日までの時事はよく知っていても、試験が終わった時から結果の通知が来るまでの1ヵ月間の時事について全くわかっていなかったら意味がありません。ある時点の能力が計測されるという限界はどの検定にもついてまわりますが、ニュース検定はその濃度が特に濃いような気がします。試験日から約2〜3年前までの中でおきたニュースに少し詳しい、ニュース検定で保証されるのはこれくらいのことだと思います。

 と、長々とうらみつらみを重ねても、採用に加味すると言われれば受けざるをえません(それ以外に実力を証明できる武器があればいいんですけど…)。なかなかえげつない商売です。しかも面接の時よく聞いてくるんです。時期がかぶって、結果を履歴書に書くことができなかったからかもしれませんが、最終面接でも聞かれました。う〜ん、やっぱり受けといてよかった…。。

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エントリーシート 〜新聞社の就活記録(4)〜

 前々回の就活記録(2)で思ったことを書き喋るのがいいと書きましたが、そうはいっても書類のスタイルに合った内容であることが求められるのは当然でしょう。日報に日記のように書いては顰蹙(ひんしゅく)を買うだけです。エントリーシートにはエントリーシートにふさわしい内容を、さらに合格に結びつく魅力ある内容を書く必要があります。そして、そこにはある程度のノウハウがあるのではないでしょうか。

 就活シーズンになれば(今は年中やっている気がしますが)頻繁にセミナーや合同説明会が催され、そこで行われる「エントリーシート講座」なるものの指南を受ければ十分かもしれません。が、私はそういうものの経験がほとんどなく本屋で買ってきたマニュアル本だけが頼りだったので苦労しました。そもそも、大学を就職もせず卒業し、昼間は週5でバイトし夜は専門学校に通うという生活の中での就活だったので、時間的な余裕がなかったのがつらかったです。

 というわけで、エントリーシートを書かなければいけないとなっても、どうにもこうにもペンが動きません。本だけではやはり不十分です。そこで、すでに社会人として働いている友人にアドバイスを求めてみました。彼は、某大手食品会社に勤めています。身近な人間の口から直接発せられた言葉の説得力は出版物の比ではない、ということがよくわかりました。彼に教わったことを中心に以下にまとめてみました。

 エントリーシートを書くにあたって、自己分析、情報収集、日々の勉強が前提にあるというのは言わずもがなです。その上で、どうやって書いていくか。と偉そうに言うほどのことではないですが…。

 まず、具体的なエピソードを用いて書くとよく言われます。確かに抽象的だけでは何も伝わらないですが、特に聞いてほしいところは意識的に分かりづらくするというのは一つの有効な手段です。

 エントリーシートとは要するに話のネタの提供です。大手企業では何百、何千という多数の見ず知らずの受験者を相手にしなければいけません。面接官にとって初めて会う受験者と何を話すかというのは大きな労力を費やす作業です。そこで、エントリーシートに書かれている情報、ネタを基に質問してくる、というわけです。

 だから、そこを逆手にとって自信を持って答えられる質問にはわざと突っ込まれるように書き、面接官を誘導するのです。ここでもう一つ。「自信を持って答えられる」というのは、「笑いをとれる」ということと限りなくイコールです。

 実際、私は志望動機で使える面白いエピソード(某マスコミのデスクから聞いた話)をもっていたので、この話を聞いてもらおうと志望動機に「えさ」をまいときました。そもそも志望動機はよく聞かれるという要素がありますが、唯一受かった新聞社では毎回聞かれ、そのたびに笑いをとれました。「聞かれたいことを聞かれるようにする」。これができるかどうかは、合否の分かれ目になると思います。

合否基準は好き嫌い 〜新聞社の就活記録(3)〜

 志望動機、入社後やりたいことなどを書き込み、郵送する入社志望書には、証明写真を貼付します。どの新聞社もです。この証明写真ですが、街角にあるスピード写真ではなく、ちゃんと写真館などに行って撮ってもらう方がいいと思います。やはり写りが違いますし、細かいところも手を抜いていない姿勢が、もしかしたら最後の最後で効いてくるかもしれません。
 
 採用について会社の方に話を聞いていると、どんな人間を選ぶかという判断は、選ばれる側は必死なのに比べ、思いのほか単純だったり、あっけない理由に基づいていたりするのではないかと感じるようになりました。昔のことですが、ある新聞社は最後に残った受験者全員に一斉にご飯を食べさせ、一番早く食べ終わった人を採用した、という話があります。記者は飯を早く済まさなければならないからなんでしょうが…、もうちょっと納得できる基準で選んでほしいと受験者側は思いたくなります。これで落とされたら、やりきれないです。

 そもそも、短い時間でその人の能力や人間性なんてことは分かりっこない、と面接官は考えてます。だから、笑顔やちょっとした仕草、外見(要するに面接官の個人的好み)が意外と合否に影響すると思います。このような面接官の恣意性に任せるだけでは採用にばらつきが出てくるというので、グループディスカッションや模擬取材・実地試験を課し、一定の質を維持しようというところが多くなっています。朝日新聞社は取材をさせ、記事を書かせる試験をしていますし、読売新聞社は合否の判断材料にはしないと言ってますが、支局で1泊2日の実地試験を行っています。

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